クリーニングは、歯に付着した歯石を歯科衛生士が専門の機器で取り除き、虫歯などの病気を予防します。
しっかりと歯磨きをしていても歯石は蓄積していき、放置しておくと、歯の表面がデコボコしたり歯と歯茎の間に入り込み『虫歯・歯周病・口臭』の原因になります。
治療前では、歯と歯茎の間に歯石(白い粉のようなもの)が沢山付いています。治療終了後では、綺麗に取れ歯茎の腫れも引き綺麗な歯になりました。
年齢を経過するごとに『歯が無くなっていくも』のだとお考えではないでしょうか?実は、普段から正しい歯磨きや歯石除去の予防処置を行うことで、80歳になっても入れ歯を使わず自分の歯を残すことがが出来ます。
予防歯科の先進国、フィンランドでは定期的な歯石除去をしている人が多く、80歳になっても歯が約20本以上残っているの に対し、定期的な歯石除去を受けている人が少ない日本では平均9本と大きな差があります。
歯肉より下に歯石が付着し歯に少しの揺れがみられ、特に「仕事が忙しい方やお酒を飲んでそのまま寝てしまう方」がなりやすく注意が必要です。
部分入れ歯になってしまったり、残りの歯は歯槽膿漏でぐらつきなどみられます。また、朝起きると、お口の粘々や口臭、出血があり、お子さんから『お口が臭う』と指摘されてご来院される方が多々いらっしゃいます。
歯が数本残っていても、顎の骨に乗っかっている状態で硬い物が食べられません。やわらかい食べ物が中心になるため、食べものを選ぶことになり大変苦労します。
虫歯の再発防止・予防や口腔内の病気(口腔ガン・白板症*)をいち早く発見できます。
*舌・頬のガンで白く爛れ、痛みがなく気がつきにくい。
歯を失う一番の原因は歯周病です。初めは自覚症状が無く気がついた時はかなり進行し歯を抜かなければならないこともあります。
普段の歯ブラシでは落ちにくい歯の付着した茶渋・コーヒーなどの汚れ、口臭の元となる歯石を取り除きます。
むし歯治療で詰め物などがある方は年経過で収縮や劣化により隙間が生じ、虫歯が再発しやすくなります。
お酒やタバコを嗜む方、仕事がお忙しい30代以降の方に歯周病が多く特に注意が必要です。
歯に茶渋などの汚れとして付着します。
歯石除去は、約40分をかけて丁寧に行います。クリーニング後は歯がツルツルしてお口の中がすっきりと爽快感があります。
日頃、気になっているお口の状態をお伝え下さい。歯科衛生士が状態を確認させていただきます。
虫歯・歯周病の確認を行い、必要に応じて見た目では分からない内部の様子を確認する為、レントゲン撮影・歯茎の検査を行います。
歯を染め出し、磨き残しの部分を目に見える形でご確認頂きます。歯科衛生士は患者様に合ったブラッシング方法をアドバイス致します。
普段の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石をクリーニングし、気になる茶渋・コーヒーの汚れもお取りします。
初回3,000円前後(保険適応の場合)になります(歯石が多く付着している方や、歯茎の下に歯石がある方は麻酔を行って取り除く必要があり、回数や料金が異なります。詳しくは、担当衛生士からお聞きください)。
年に3~4回、定期的に行なうことで効果があります。なるべく期間を空けずにお越しください。
A健康保険を使用したクリーニングは、歯周病などの治療の一環として行っています。その為、治療効果を調べる必要があり、歯茎や歯の状態を定期的に確認しています。
A歯石が少ない方は、一回でクリーニングが可能です。但し、歯石が多い、歯茎の下に歯石がある方は、数回の治療に分けて行います。